夜間部 4名
本村 志歩(夜間部三年生、歯科助手)
指籏 理奈(夜間部二年生、看護師)
右代 祥暉(夜間部二年生、歯科技工士)
手代木 文子(夜間部一年生、歯科助手)
太陽歯科衛生士専門学校を選んだ理由は?
本村さん:一緒に働いてた歯科衛生士さんがかっこよくて、その方が太陽歯科衛生士専門学校の卒業生だったということ、また、教育訓練給付金という制度が太陽歯科衛生士専門学校にあったということも選択肢として大きかったです。
指籏さん:歯科医師の先生に勉強をしたいと相談した際に、太陽歯科衛生士専門学校の生徒さんはすごく真面目でスキルも高く卒業してきてくれる人が多いというのを伺ったり、授業も東京歯科大学の講師の方々との連携があるという、質の高い授業が受けられるといったメリットもあって、こちらを選びました。
右代君:男性が入れる歯科衛生士専門学校というのは基本的に選択肢として少なく、その中で太陽歯科衛生士専門学校は一番最初に候補として挙がり、内容も良かったというのがあります。
手代木さん:やはり通うとなると、自宅から近いところがよいということで、山手線沿線という立地の面が大きかったということと、オープンキャンパスの際に担当してくださった方が、60歳代の生徒さんも居られますよと仰って下さって、一度リタイアした私にとっては決め手として大きかったです。
夜間部を選んだ理由は?
本村さん:以前は昼に歯科助手のアルバイトをしながらでしたので、夜間部を選択しました。現在は国家試験があるのでそれに向けて勉強するためにアルバイトも辞め、学校一本です。
指籏さん:私は前職の看護師として病棟で患者さんを診ている内に口腔ケアが重要だということが分かって、看護師として口腔衛生を習ってはいましたが、通常業務が煩雑で手が回らない状況があったものですから、より専門的に勉強できる環境として専門学校に通おうと考えました。
また、歯科衛生士は介護施設などにも必要な職種で、現在、私は、昼は訪問入浴のアルバイトをしているものですから、夜間部に通っているという形です。
右代君:夜間を選んだ理由は、高校卒業したての方たちと始めるのに少し抵抗があった(笑)のと、夜間の方が少し学費も安かったということもあります。一番は日中に歯科技工士として働いているので、その生活リズムを崩さないで通えるということで夜間部を選択しました。
手代木さん:私は変わった理由なのですが、元々は総合商社で働いていましたが、子どもが歯学部に進み、子育てを一段落したのを機に医療系の勉強を行いたいと思い、こちらの夜間部を選択しました。
男性の方に伺います。男性が選択肢として選べる歯科衛生士専門学校が少ない=実際に歯科衛生士自体が女性率が高い状況ですが、その中でこの業界に飛び込んできたきっかけはなんですか?
右代君:実は、歯科衛生士をメインとして働くというのは今のところ考えていなくて、現在も歯科技工士として働いていますが、その歯科技工士としてのスキルや知識の向上を考えたときに、口腔内を扱える技工士がいるというのは大きなアドバンテージになると思っています。
夜間部を視野に入れている方にとって、実際に通っている側からメリットをお聞かせ下さい。
本村さん:昼間、歯科助手のアルバイトの臨床を行い、夜間に学校でその内容を先に学べたり、復習することが出来たのは大きかったと思います。
指籏さん:やはり、昼間に働きながら学べるというのは、夜間部ならではだと思います。
右代君:昼間部もそうかもしれませんが、夜間部の方々はベースになにかある上でスキルアップに来られていることが多く、とてもモチベーションが高いというのは、学ぶ上でメリットになると思います。
手代木さん:夜間部は、年齢層や性別に関係なく学びに来られているというのがあり、その上で太陽歯科衛生士専門学校では東京歯科大学レベルのテストが行われているので、いろいろな方々が混ざることで助け合いの精神が生まれ、本当に勉強出来る環境だと思います。
夜間部のように、既に歯科業界にいる方や他業種から入ってこられたりと、レベルの違う方々が集まると、知識や能力に差が出て、二極化したりするのでは?
右代君:例えば、同じ年齢やレベルだとライバル意識が生まれたりすると思いますが、違うレベルやバックボーンを持つ方々が集まると、お互いを尊敬し合えて本当に助け合いの精神が生まれている感じですね。
指籏さん:このメリットは通ってから体験出来たことですが、夜間部の方々の多くは働きながら授業に向き合っているので、お互いが仕事が大変だったりしていて、学業が疎かになる時があることも理解出来るし、自ら授業費を払ってきているというのもあり、授業に対する意識も高いので、みんなで助け合える環境があります。
一度、社会に出た後に再度学ぶということや、国家資格を取得しなければ
ならないなどのハードルの高さを感じる方もおられると思いますが、そう
いう方が歯科衛生士専門学校を選択するメリットは何ですか?
右代君:歯科という職種は、歯科医師や衛生士、技工士などだけでなく、小児から介護関係、栄養士や食育士、最近ではスポーツ関係なども聞きますし、幅広い分野に繋がっていて、どの分野から来ても、また、どの分野に行ったとしても、生かされる資格だと思います。
手代木さん:私は前職は全く違う業界でしたが、そこで得られた知識や経験はリセットされるものではなく、例えば、営業や事務で培われたものは、患者さんとの電話応対や受付でのコミュニケーションなどに繋がりますでしょうし、私の場合は英語を使う仕事でしたので、外国の患者さんが来られた際にはコミュニケーションが出来たり、いろいろな切り口を持っていると、抜歯など患者さんが緊張される場面でも、安心して治療が受けられるよう、関係性の構築に役に立つと思っています。
歯科衛生士を目指している方や、まだ選択肢になっていない方にも、歯科衛生士という職種を選択するメリットはどこにありますか?
本村さん:歯科衛生士の国家資格を持っているのと、資格のない歯科助手さんとでは、例えば、結婚や子育てで休職したり離職したとして、再度戻ろうと思った時に、国家資格があるのとないのとでは求人率や条件が変わってきますし、再就職もしやすいと思います。また、医療系でも看護師さんだと、夜勤などもあって大変というイメージがありますが、それに比べると歯科衛生士は安定しているのがメリットだと思います。
指籏さん:正に私の前職は看護師でしたので、子どもがいたりすると夜勤も難しいですし、患者さんを持ち上げたりするような重労働も歯科衛生士なら少ないので、体を壊しにくいし、長く続けられる仕事かと思います。また病院で働いていた時に、口腔衛生のプロが病院にいないことのデメリットを強く思いまして、当時、呼吸器病棟にいたのですが、口腔状態が悪く、そこから誤嚥性肺炎に繋がった患者さんや、食べるのが楽しみだった患者さんが入れ歯が合わなくなったり、噛む食事が出来なくなって生きる活力が弱くなった患者さんなどを診ていると、口腔衛生がすごく大事だと思ったので、病院でも介護施設でも小児、学校など、幅広く活躍出来る、やりがいのある職種だと思います。
右代君:歯科関連はコンビニよりも多いと言われるぐらい、働き先の数や求人数も多いので、仕事先を自分で選べる業種だと思います。
手代木さん:資格のない歯科助手だった時に、国家資格を取るために勉強に集中したいと辞意を勤務先に伝えたところ、辞めずに通えないかと40歳代の私でも慰留を促して下さったり、常勤で無くてもよいからという話を頂いたりと、働ける環境を自分で選択出来るような業種であると思うので、とても恵まれている業種だと思います。
最後にあらためて太陽歯科衛生士専門学校を選んで良かった点は?
本村さん:元々九州の歯科医院で働いていて、東京に来ること自体もチャレンジだったのですが、太陽歯科衛生士専門学校を目指すきっかけになった歯科衛生士さんと出会えたことや、国家資格取得という、同じ目標を持って入ってきた、いっしょに頑張れる友達が出来たというのは、ここを選んでとても良かったことです。
指籏さん:授業の後に質問しに行くことが多いのですが、その分野の権威や専門家に直接、疑問・質問をぶつけられる環境だということが、この学校を選んでとてもよかったと思います。
右代君:これだけの熱量を持って学べる方々と、ひとつの目標を持って一緒に向き合っていける環境だということと、卒業してからも繋がり続けられるような方々に巡り会えたのもよかったです。
手代木さん:この学校で使われている国家試験対策の過去問を、医学部に在籍している息子に見せたとき、歯科領域の事は分からないと言われ、一般的に医科・歯科は同じように見えるが、やはりそれぞれ専門分野が違っていて、その専門分野の権威や専門家から学べる授業内容の質の高さと、それを学ぼうとする皆さんのやる気があることで、私も更にプロ意識が高まったことですね。