働きながら歯科衛生士になるには?夜間がおすすめな理由をご紹介。
歯科衛生士になりたいけれど、「日中は仕事をしているから専門学校に通えない」悩んでいる方も多いです。
そんな方には、働きながら歯科衛生士になれる「夜間部」への進学がおすすめです。
専門学校の夜間部であれば、日中に仕事をしていても専門的な授業を受けられます。
夜の時間を有効活用して歯科衛生士になるための資格を得られるため、現在社会人の方でも本格的に転職を考えられるでしょう。
本記事では働きながら歯科衛生士になる方法と、専門学校の夜間部がおすすめの理由について解説します。
働きながら歯科衛生士の資格を取る方法とは?
社会人として働きながらでも、歯科衛生士の資格取得を目指すことは可能です。
既に就職している方でも、今から歯科衛生士の道に進み直すことはできるでしょう。
以下からは、具体的に働きながら歯科衛生士の資格を取得する方法を解説します。
専門学校の夜間部で学ぶ
働きながら歯科衛生士の資格を取得するには、「専門学校の夜間部」で学ぶ方法があります。
夜間部とは、夜の時間に授業を受けられるコースです。
日中の時間を使って学習を行う昼間部と違い、働きながらでも歯科衛生士に関する本格的な勉強が行えます。
夜間部でも所定のカリキュラムを学び、卒業して国家試験に合格すれば、歯科衛生士免許証を取得可能です。
昼間部で取得できる資格と変わりはないため、現在仕事をしている方も改めて歯科衛生士に転職できるでしょう。
専門学校の夜間部がおすすめの理由
専門学校の夜間部には、働きながら歯科衛生士を目指したい方におすすめの理由がいくつもあります。
以下の内容を参考に、専門学校の夜間部が持つメリットと魅力を確認してみてください。
仕事が終わってからでも授業に参加できる
専門学校の夜間部であれば、日中の仕事を終えてから授業に参加できます。
授業の開始時間が17時ごろや19時ごろに設定されているため、仕事をしながらでもスケジュールを合わせやすくなっているのです。
「歯科衛生士になりたいけれど、仕事をやめると生活が難しくなる」といった方でも、今の生活を維持したまま歯科衛生士を目指せます。
授業が終わる時間も19時や21時前なので、深夜の仕事をしている方でも勉強が可能な点が夜間部の強みです。
夜間の一部の時間さえ確保できれば、さまざまなライフスタイルに対応できるため、働きながら歯科衛生士を目指している多くの方におすすめできます。
昼間部に劣らない充実したカリキュラムで学べる
歯科衛生士の夜間部では、昼間部に劣らない充実したカリキュラムが組まれています。
社会福祉学や歯科英語などの基礎分野、解剖学や口腔衛生学などの専門基礎分野、歯科衛生士概論や歯内療法学や各種実習などの専門分野といった、あらゆる科目を学ぶことが可能です。
昼間部と変わらない一流の講師陣が授業を担当するため、本格的な学習を進められます。
夜間部だからといって授業内容や教える側のレベルが低いといったことはないので、安心して働きながら歯科衛生士を目指せるでしょう。
幅広い世代の人たちがいる
夜間部には、社会人として働いている方や、日中は別のことをしている方など、さまざまな事情を持つ人たちが集まっています。
幅広い世代の人たちと交流を持てるため、社会経験の場としても有効に活用できるのがメリットです。
既に社会人として長く生活をしてきた場合、現役の学生とは年齢に差ができてしまいます。
そのためジェネレーションギャップに悩んだり、上手く授業に馴染めなかったりといった可能性も考えられるでしょう。
その点夜間部であれば、さまざまな年代の人たちがいるため、自分だけが変に浮いてしまうことはありません。
社会人でも通いやすい環境になっていることも、専門学校の夜間部をおすすめする理由です。
学費が安く抑えられる
専門学校の夜間部は、基本的に昼間部よりも学費が安く設定されています。
そのため歯科衛生士になるまでのコストを、比較的安く抑えることが可能です。
「経済的に苦しいから働きながら勉強をしたい」という方にとって、学費の安さは大きなメリットになるでしょう。
太陽歯科衛生士専門学校では、夜間部の学生向けに入学支援制度や授業料分納プランなどを提供しています。
経済的に厳しい場合などは、これらの制度や奨学金を活用して、安心して勉強ができる環境を作ることがおすすめです。
専門学校の夜間部に進学する際の注意点
専門学校の夜間部に進学する際には、いくつか注意点があります。
以下の内容を確認し、どういった点に注意すべきなのか把握しておきましょう。
臨床実習は昼間に行わなければならない可能性がある
専門学校によっては、夜間部でも臨床実習は昼間の時間を使わなければならないケースがあります。
臨床実習は実際に歯科衛生士の働く現場を体験する実習になるため、歯科医院などが空いている日中の時間を活用するのが一般的です。
そのため夜間部に入学しても、臨床実習を行う期間は日中の時間を確保しなければならないこともあります。
場合によっては仕事を休んだりといった、調整が必要になる可能性があることも考慮しておきましょう。
太陽歯科衛生士専門学校では、夜間部の臨床実習の時間帯を以下の3パターンから選択できます。
・9:00〜13:30
・9:00〜17:00
・16:30〜20:30
16:30〜20:30という夜間部向けの時間帯を用意しているため、比較的調整がしやすくなっています。
日中の仕事を休むのが難しい場合には、16:30〜20:30の時間帯を実習タイミングにあててみてください。
歯科衛生士の夜間部には2年制のものがない
歯科衛生士の夜間部は、基本的に昼間部と同じ3年制となっています。
卒業のタイミングに関しても、昼間部と夜間部で変わらない点に注意しておきましょう。
現在の専門学校の夜間部の多くは、2年制を採用しています。
そのため歯科衛生士の夜間部も、2年で卒業できると勘違いしてしまうケースが多いです。
しかし、歯科衛生士になるためには、「3年以上」の学習が必要と定められています。
専門学校の夜間部や短大であっても、2年制のカリキュラムを組むことができないのです。
それでも大学の4年制と比較すると、1年間早く歯科衛生士の資格取得ができるので、専門学校の夜間部に進学することにはメリットがあるでしょう。
まとめ
働きながら歯科衛生士を目指すのなら、専門学校の夜間部に進学するのがおすすめです。
夜間部でも歯科衛生士になるために必要なスキルをしっかりと学べるため、求められる知識と技術を備えた上で転職活動に臨めます。
この機会に専門学校の夜間部についての詳細を確認し、働きながら学ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。